私たちが日常何気なく使っている箸は、
日本に伝わってきたときには、神様のお供え物を
するときの「神器」だったと言われています。
神様が手づかみでは失礼になるからとされ、人間の使うものでは
なかったのです。
中国で生まれたとされる箸が、いつ、どのように伝わったかは
定かではなく、弥生時代末期とも飛鳥時代とも言われています。
一般に使われだしたのは、奈良時代なので、箸の歴史は非常に古いのです。

神聖な箸は、食材や食器の上に置かず、専用の台を作ったともいわれ、
これが「箸置き」の始まりとされています。

箸はたった2本の棒なのに、フォーク、ナイフ、スプーンの役目を
全て担っています。

世界の中でも、箸だけで食事を済ませてしまうのは日本独特の文化です。
箸を使う国は、中国や韓国、東南アジアなど沢山ありますが、
箸と一緒にスプーンも使って食事をします。
韓国ではご飯は「スッカラ」と呼ばれるスプーンで食べるのが正式で、
茶碗はテーブルに置いたまま食べるのが作法です。

最近は「箸はもてなくても困らない」「正しい持ち方にこだわる必要はない」という
声も聞こえますが、日本はこれだけ箸との関わりが長い国で、生涯ついて回る
作法ですから、もう一度チェックして見ましょう!

きれいに食べられない、うまく物がつかめない、という原因は、
中指の指先の位置が間違っていることが多いのです。
基本の持ち方は、鉛筆の持ち方と一緒!
上側に来る箸1本を鉛筆を持つように持って、次にもう1本を
親指と人差し指の輪の中にしたから通すと正しく美しく持てます。

次回は箸の置き方の話です。お楽しみに!

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